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ふぉーとれす

戦跡探索や日々の出来事などを紹介します。

4月、観音崎にてPart3

前回の記事の続きです。

次へ向かう。浦賀水道を望む。
景色
古~い石段。
石段
切通し。
切通し
観音埼灯台近くの崖?の上に防御造営物標石と観音埼燈臺所轄地の標石が隣接して設置されている。
ここが軍用地と燈台所轄地の境界を示しているのだろう。
隣接
燈台所轄地。
燈台所轄地
防ニ〇五ノ一
防ニ〇五ノ一

陸
観音埼燈台所轄地の標石。
観音埼燈台所轄地
観音埼燈台所轄地
観音埼燈台所轄地
観音埼灯台。ここから見ると震災で倒壊したヴェルニー設計の初代灯台みたいに見える。
初代燈台みたいに見える?
説明板
三代目
現在の灯台は三代目で二代目も震災で倒壊してしまった。二代目灯台の落下した残骸の一部は岩場に残っている。
残骸
残骸
二代目灯台残骸の近くに横須賀製鉄所製の煉瓦も散在していた。5年前に判読は難しいが刻印があるものを見つけた。刻印の上段は「カスコヨ」下段には「所銕製」と刻まれているようだ。5年前くらいまでは煉瓦の塊が散見したが最近では見かけなくなった。同じ煉瓦の状態の良いものは横須賀市自然・人文博物館に展示されている。
横須賀製鉄所製煉瓦

観音崎(北門)第一砲台へ。ここは第二砲台とあわせて日本初の洋式砲台である。明治17(1884)年竣工。
観音崎第一砲台
砲座間の連絡通路。側面の揚弾孔(鶴頸揚弾機)は塞がれている。壁には漆喰が残っている。
連絡路
連絡路
連絡路
公園化し道が舗装された底上げ状態となってしまった為、弾薬庫・階段などが埋没した。
埋没した弾薬庫。アーチが確認できる。
アーチ
隙間からカメラを突っ込んで内部撮影。
通路の両側に部屋がある。銃眼のような窓もある。
内部
砲座。
砲座
砲座
掩蔽部(弾薬庫)上の通気孔。
通気孔
観測所。円形の台座は無い。
観測所
観測所から先へ進んで行くと妙にひらけていて、誘い出されるように藪の中に進んでしまう。
しばらくすると景色が広がった。水中聴音所が見える。
景色
水中聴音所を俯瞰す。
水中聴音所
聴音所背後の広場(観音崎警備所敷地)には構造物がある。なぜが扉が破損している。下には地下構造物がある。
発電所などの施設の遺構が残っているらしい。
昔は元旦の初日の出の際には広場を開放していたらしいが最近では行われていない。
構造物
1988年のなだしお事件の慰霊碑がある。なぜか慰霊碑の上部にバラ線が巻かれている。
慰霊碑
縦坑の蓋がある。
蓋
このような地下掩蔽部もある。(写真は以前フェンス越しに撮影)
第四砲台の施設の一つだろう。
地下掩蔽部
藪を掻き分けてさらに進む(登る)と、塹壕状の人工的な掘り込みが現れた。
掘り込み
さらにもう一箇所。煉瓦も散在。
塹壕か
煉瓦。刻印を探してみたが見られなかった。
煉瓦
煉瓦
煉瓦
石と煉瓦の構造物がある。
構造物
何かを取り付けるための凹み。
凹
何やら塊が。
塊
八角形の台座である。上面には丸が刻まれている。
これは観測所跡か?
台座
台座
先に進むとフェンス登場!観音崎警備所(第四砲台跡)だ。
現在地は警備所敷地外、第四砲台の左翼側のようだ。先程の台座などの遺構は左翼観測所(または補助観測所)かもしれない。
フェンス
フェンス越しに残存している砲座の一部が見える。
砲座
砲座
砲座
砲座
もう少し周囲を見てみたいが、引き返し下山する。
ビジターセンターにある観音崎公園の航空写真。
航空写真
第四砲台と前面の広場。
砲座が確認できる。広場には軍道?がある。
第四砲台
旧第三砲台。現在は観音崎警備所(水上見張所)敷地。礼砲台が設置されている。
中心部の馬蹄形のものは砲座と思われる。三門の礼砲も写っている。
旧第三砲台

今回も探索により遺構を見つけることができた。
以上 完。
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  1. 2013/06/25(火) 02:36:01|
  2. 戦跡
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中学生の頃に戦跡に興味を抱くようになり、おもに三浦半島の戦跡探索を開始して現在に至る。
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■当ブログ掲載情報(戦争遺跡及びその他遺跡・遺構等)は現状と異なる場合があります。また、掲載情報の現場での探索・調査時の事件・事故等について当方は一切の責任を負いかねます。
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