猿島砲台跡とともに国史跡となった「千代ヶ崎砲台跡」。いずれ一般公開されるが、今回指定の範囲は海自が送信所として使用していた敷地のエリアである。しかし、「千代ヶ崎砲台跡」というのはそれだけではない。上空からの俯瞰で見ればそれがよくわかるのだ。
Google Earthの3D画像を試しにやってみたらこれは面白い。
西浦賀地区全景
千代ヶ崎エリア全景。おおっこれはすごい!
角度を変えて砲台跡全景。手前が榴弾砲台及び堡塁部分、海側が新砲台(砲塔砲台)のエリアである。土地の高低差がわかるね。今回、史跡指定の範囲は手前左側の榴弾砲台跡である。右側の右翼観測所跡は民有地となっている。
右側に見えるのは地下の塁道。上部の砲座にアクセスできる。
28糎榴弾砲座と観測所。手前の砲座は埋没していたが発掘された。
右翼観測所跡。ここも地下からアクセスできる。右側の丸い台座があるのが主観測所で左側が補助である。周囲が伐採されたおかげでよくわかる。(ここは民有地)
砲塔砲台跡全景。ここも民有地だ。低地部分は砲塔砲台関連施設跡と思われる。
砲塔砲台の動力室等の機関部跡。3Dがよく再現されている。
このように高台の部分、低地の部分含めこの広大な敷地一帯全てが「千代ヶ崎砲台跡」である。民有地の部分にも重要な遺構が残るのだ。
他にも少し見てみた。
久里浜刑務所沖の検疫所跡。
浦賀ドック。
観音崎旧第三砲台跡。馬蹄形の砲座跡が半分残る。
観音崎第四砲台跡。砲座が良く残る。
入れないところは上から見てみよう。
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2016/05/12(木) 23:52:03 |
戦跡
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