前回の続きです。
小原台演習砲台は1893(明治26)年10月着工、1895(明治28)年10月竣工。馬堀にある陸軍重砲兵学校の海岸演習用砲台。明治期のコンクリート造砲台。
小原台演習砲台現地説明板。見学会のためにちゃんとこのようなものも用意されていた。

コンクリート製砲座。計4基ある。演習砲台のため防護壁の高さは観音崎等の砲台とくらべ低く、砲弾置き場も3つと少ない。
砲座に生えた樹が時の経過を感じる。


砲座の側壁。

小隊長位置。

隣の砲座は藪に埋もれている。

砲座間に小隊長位置を確認。

先に進む。

現れたのは左翼観測所。

入口部分に損傷、欠落がある。




天井の穴。上部指揮所からの伝声管用か。

上部指揮所への階段。

上がってきた階段。

金具。

上部指揮所。

伝声管の穴か。

観測窓。

算定所(八八式海岸射撃具観測所)



左に指揮所がある。

内部より入口を見る。

内部。

天井に穴がある。潜望鏡のようなものを通すためか。

地下構造部分。台座がある。花立新砲台の観測所の構造と似ている。八八式海岸射撃具を使用する共通の特徴か。

以上が小原台演習砲台の遺構です。
小原台堡塁遺構に続く。
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- 2011/11/18(金) 21:57:20|
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抜刀隊(陸軍分列行進曲)と軍艦行進曲での観閲行進はカッコよかった・・
ブルーインパルスの飛行はもうちょっと見たかった・・
M1ガーランド!いいねぇ・・
落下傘降下の技術はすごいなあ・・
先日行われた防衛大学校第59回開校記念祭に行ってきました。
土曜日の午後、「軍事史研究部」の展示を見に行くと、
砲台見学ツアーがあることを知る。小原台堡塁・演習砲台の遺構を見ることができるらしい。この日の分は終了しているが翌日も行われる。これは参加せねば!
「軍事史研究部」は要塞、防大敷地内に残る砲台や周辺に残る砲台等について詳しく研究されており、貴重な資料も展示されていて興味深いものだった。






というわけで、日曜日午後の砲台見学ツアーに参加。想像以上に多くの人が集まっていた。
砲台のある場所まで行列が移動。演習砲台の遺構はとても見たかったので楽しみである。
敷地の端に着いた。まず右翼観測所遺構が見えてくる。おおっ

説明を聞く。

右翼観測所。かっこいい~!
見学会のために周囲を草刈したようだ。ありがとうございます!遺構がよく見える。


階段。

これは銃眼か!

眺める。


入口。

内部より。

上への階段があるが、右側は埋められている。

階段。

階段。埋めれている。

銃眼内側。

銃眼からの視界。

測遠機室入口。

測遠機室内部。台座すごい・・。特徴的である。感動の光景だ。

観測窓。鉄枠が残る。

台座。何かの儀式の場みたい(笑)

中心の台座下部支柱。


何かを取り付けていた痕跡。

右翼観測所前面。まさにトーチカの様だ。

観測窓近接。


写真ではわかりづらいが海が見える。草刈されたおかげで視界が少し復活。往時はもっとよく見えたのだろう。

続く。
- 2011/11/16(水) 22:15:53|
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